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まぶたを閉じて思いだす 君と過ごした夏 ― Yes Happy!「Last Summer」全曲レビュー

Yes Happy!の最新アルバム、「Last Summer」がとにかく名盤というお話。曲の感想文とさやかさんとこころさんへのラブレター 〜好きな歌詞を添えて〜 という感じで書いていきます。

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まずこのタイトルから。「Last Summer」、さやちゃんとここちゃんがLovelys!!!!を卒業した「去年の夏」の9月25日は、9月ももう終わりかけだというのにまだ少し暑さの残る「夏の終わり」でした。そしてこのアルバムの発売日が9月25日。しかもLovelysとして初めてのアルバムと同時発売。……この時点でもうエモくないですか?エモが大渋滞。

4人がかりでヲタクを沼に沈めようとしてくるのがもはや怖い。でもまあ、夏というのはそういう季節なんですね。ヲタクにとってはもちろんそうだし、たぶんメンバーにとってもちょっとトクベツな季節。
このエモさについて書き出すとキリがなくなってくるのでそろそろ曲の感想に移ります。
 
 
M1.理想的なラブソング
作詞:こころ 作曲、編曲:正垣和則
「これが僕なりのラブソング」
はいイントロ〜〜〜〜!この曲を1曲めに持ってくるというのがもう天才かな?って感じじゃないですか。イントロを聴いただけで好きな子に会いたくなってしまうくらいのガチ恋ソング。いや、ラブソング。「まるで映画のワンシーンだね」という歌詞にあるように主人公の男の子はたぶん相当な憧れを相手の女の子に抱いていて、そういうところがアイドルのことがとても好きなオタクと重なります。私も仕事頑張るから、せめて会話できるだけのスキルがほしい。
歌詞に出てくる、バスの中で聴いた理想的なラブソングと信号待ちで向かい側に君を見つけて思わず口ずさんだ浮かれ切ったラブソングはおそらく既存の曲だけど、そこから最後に向かって恋心が加速していって僕と君の恋に合った、僕なりのラブソングになるというところが好きです。頭が悪いのでうまく説明できた感じがしない……。さやちゃんの落ちサビが優勝。
 
 
M2.ダーリン
作詞:さやか 作曲、編曲:正垣和則
「君がこの世界にいるってだけでさ 世界は輝くの…かもっ!?」
みんな大好きダーリン。キャッチーなメロディーラインに、楽しくて誰でも真似できるダンス、さやちゃんが卒業後にLovelysの2人に向けて書いたよく聞いたらちょっと重めの歌詞。そこにはLovelys!!!!時代のオリジナル曲のタイトルや歌詞の一部がちりばめられているという粋さ。重いとは言うけどそれもさやちゃんの良いところです。でもそれを何も知らない人が聴いたらきっとふつうにすごく良いラブソングだと思うんだろうなっていうところも好き。大好きなあの子がいるから世界は輝いている、ヲタクってみんなそうじゃない?私もできることならスーパーマンになりたい。
どの世界にも永遠なんてないし変わらないものなんて絶対になくて、だけど好きな人が「愛の形変わっても すべてまるごと受け止めて」というならそうするだけだと思う。あくまで、私は。
 
最近アップされた馬と魚監督のMVも素晴らしいのでぜひ。

 

 
M3.GO!GO!夏のフラガールズ!
作詞、作曲:德田憲治 編曲:寺井孝太
「スイカにアイス 焼きそばビール レッツ飲みニケーション」
真夏のATC海辺のステージを思い出す。あれは僕たちのTOKYO IDOL FESTIVALだったんだ……。
夏の曲なんだけどただ浮かれているだけじゃないし、大人のイエハピにしか歌えないような歌詞が良い。でも途中の唐突なサンバタイムと後ろの2人の笑い声がとってもかわいいです。あと最後のサビで転調するところにもものすごくグッとくる。転調大好き芸人。来年の夏にATCに向かいながら#NowPlayingをつけてツイートしたい。
 
 
M4.カンパイソング
作詞:愛野益巳 作曲、編曲:正垣和則
「飲んで忘れよう!となりにいてよ それは僕のワガママさ 恋しくて」
飲み足りない…飲み足りない…。ディスコサウンドだしみんなで踊って盛り上がれる曲なのに歌詞からあふれるどうしようもない哀愁。ここちゃんやさやちゃんが書く情けない男の子も、それはそれは情けなさがあるんだけど愛野さんの書く男の子がいちばん情けない(何の話)。
この曲の主人公は勝手に「理想的なラブソング」の主人公と同一人物だと思っているんですけど、こうなんか日中(理想的なラブソング)は「本音を言えばご飯に行きたい」ぐらい控えめだったのに、夜(カンパイソング)になるとお酒を飲んで「となりにいてよ」っていう本音が漏れてしまうのがすごく良い。まあ、全て妄想なんですけど。
 
 
M5.We are always happy!
作詞:愛野益巳 作曲、編曲:正垣和則
「All right! We are always happy!」
この曲はいろいろな意味が隠されていて、というか表面上にも出てきている、本当のところは。だけどとりあえずパーッと楽しもうぜくらいの気持ちで私は聴いていたい。はじめのドラムソロのわくわく感とか後半にみんなで歌うところとか、間違いなく盛り上がる曲なんですよ。みんなで歌うところの歌詞は、イエハピの現場にいたら「アーユーハッピー?」って聞かれたら「イェスハッピー!」って答えたい。そういうこと。
あとは音源のさやちゃんの「いなくなんで yeah」の肩を回している感
 
 
M6.Dance with me
作詞:こころ 作曲、編曲:中垣沢正
「ガラスの靴じゃ踊れない」
このタイトルでジャズ。天才しか参加していないなこのアルバム……。イエハピの持つ特別な歌声とジャズの親和性の高さをこれから唱えていきたい所存です。それぐらいぴったり。「ガラスの靴じゃ踊れない」の歌詞がここちゃんの歌割というところにたまらないものがある。夢を見ていたいけど現実も知っている少し大人のお姫様みたいな。あとはとにかくおしゃれなバックの音と、ところどころ韻の踏まれた歌詞、間奏のピアノソロ(突然好きなポイントを列挙)。アルバム収録曲の中で1、2を争うくらい好きな曲です。インストがほしい。
 
 
M7.last summer
作詞:さやか 作曲、編曲:藤村佑樹(waybee)
「僕は今も思ったまま 明日を歩き出す」
ダーリンは重いけど明るい曲でこの曲は暗くて重い曲。去年の夏、夏の終わり。まあそういうことです。曲の序盤はとにかく重くて、「気持ちだけ取り残されたままで 季節が行く」とあの夏に取り残されてしまっていたけど最後にようやく「明日を歩き出す」に転換される。あの日を想いながら、そして少しの切なさを感じながら、それでもなんとかして前に進み出す。イエハピの声がまた切なくて良い。サビでさやちゃんがメインを歌ってここちゃんが下ハモっていうのが最高です。
歌詞でも小説でもなんでも最初の一文が大事だと思っているので、「滲んだ空がひどく重くて」という情景が目に浮かんで尚且つ世界に一気に引き込まれるlast summerの歌い出しが好き。さやちゃんにちょっと小説的なお話も書いてほしい。
 
 
M8.Good Bye My Friend
作詞:さやか 作曲、編曲:正垣和則
「あなたの未来想っています」
このアルバムの中で一番好き。なんていうか、さやちゃんが愛の人だというのがいちばん分かる曲だと思います。この1年くらいの間に、関西からも何人ものアイドルが卒業していきました。その中にはさやちゃんととても仲の良かった子もいて、そうして旅立っていった子たちのために贈られた曲。
 
あなたの未来想っています
選んだ先 輝け照らせと この場所でずっと
 
いつか書いたけど、本当にさやちゃんの言葉はまっすぐでやさしい。それから「この場所で」というのはおそらくステージの上もしくはアイドルとしてという意味があるんじゃないかと思っているんですけど、イエハピがまだまだ叶えたい夢のためにここで頑張っていくよという話をいつもしてくれるのが大好きです。
 
 
M9.今日という日
作詞:愛野益巳 作曲、編曲:正垣和則
「忘れないように 手紙を書くよ こんな時代だからこそ」
last summerからGood Bye My Friend、そして今日という日とアルバムの最後は別れの歌が続きます。毎日というのは今日の繰り返しで、何もない日も多いし良いことばっかりじゃなくて悲しい別れもある。それでもいつかは前を見て進んでいかないといけない。さやちゃんとここちゃんの優しい歌声が涙腺にきます。
指先ひとつで言葉を伝えられるような時代だからこそ、あえて手間のかかるような手紙を書くということでキモチが伝わるんじゃないかと。みんな、手紙を書こう。
 
 
以上!最後のほうよく分からなくなってきましたが「Last Summer」は最高に最高です、よろしくお願いします!