かわいいが正義

いつまで経っても思春期

もしも八木沙季ちゃんと花火大会に行ったら

やっぱりLFMは最高、そういう記事を書く予定でした。浴衣のナギヤケには風情があったとかドレドレの歌い出しに成功してピースする沙季ちゃんがかわいかったとか(でもテイク2)、ふたりはNSがあいかわらず尊かったとか。あとは沙季ちゃんのソロのぁまのじゃくで生徒会で一緒になりたい以外の感情を失い、梨緒ちゃんのソロの幼なじみを聴いて梨緒ちゃんの幼馴染になりたいなという気持ちが再燃したとか。でもわたしは何者にもなれません、オタクなので。夏ダカラ!の沙季ちゃんの台詞にきゅんとして、サマーナイトタウンは2人のハモリがたまらなかったし、マジグッドチャンスサマーの梨緒ちゃんの台詞が上手すぎたな!というのを書きたかった。まあ全部書いたけど。


そんなたのしいたのしいLFMが終わったあとの特典会で浴衣のしゃきちゃんとツーショットを撮って、

 


この設定で妄想していいよというお許しを得たのでここに記したいと思います。いつもよりかなり長め!そして例によってLovelysちゃんとは何の関係もありません!

 


~もしも八木沙季ちゃんと花火大会に行ったら~

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奇跡が起きた。一生とまではいかなくても、この先10年ぐらい良いことがなくても文句が言えないほどの奇跡だ。

僕の隣には、浴衣を着た八木さんがいる。

夏休み前の最後の登校日、勇気を出して花火大会に誘った。誘わんかったら絶対後悔するから、と幼馴染の(と言うと僕とはただの腐れ縁だといつも顔をしかめるけど)女の子に背中を押されて…というよりは背中を思いっきりしばかれて。絶対に断られるだろうとかなり弱気だったのに、どうしてだかその予想は外れた。

しきりに上がる花火を見上げて、八木さんは嬉しそうに何度もきれいだと言う。だけど僕は花火の光に照らされる彼女の横顔のほうが綺麗だと思っていた。そんなキザな言葉は似合わないから、口になんてできないけど。

「なんで今日、誘ってくれたん?」

黙ったまま横顔に見惚れていると、ふいに目を合わせられた。かわいいな。そういえばこんなに近くで顔を見るのははじめてかもしれない。

「八木さん、引っ越すって聞いたから」

「え?誰から?」

「あ、えっと。宮崎さんから…」

誰にも言わんといてって言ったのにぃ、と言葉のわりにはなぜか楽しそうに笑う。引っ越すことを誰も知らなくて夏休みが明けたら急にいなくなっているという漫画やドラマのようなシチュエーションに憧れていたらしい。八木さんは、そういうちょっと変わったところがある。それなら宮崎さんにも言わなきゃ良かったのに。

「幼馴染やから教えたんかな?」

「…僕が八木さんと生徒会いっしょにやってたから、教えてくれたんだと思うよ」

正確には、僕が八木さんのことが好きだから幼馴染のよしみで教えてくれたんだけど。本当のことは言えずに告白するタイミングを逃してしまう。花火は終わりに近付いている。

僕は結局何も言えないままで、八木さんの綺麗な横顔を見ていた。

 

 

長い。終わりです。このあとは「何も始まらないルート」と「何か始まりそうなルート」に分岐しますがハッピーエンドはありません…。

というわけで、浴衣でテンションが上がってしまい長々と失礼しました。ここまで読んでくださった物好きなあなた、お付き合いいただきありがとうございました!